ECショップ形態を知って失敗を防ぐ

 

ネットショップを初めて公開しようと考えた時に知っておいて欲しいのが、ネットショップを公開する方法は1つではないという事です。10年20年前であればネットショップを運営するための方法は限られていたので、予算も手法も迷う事も少なかったのですが直近では様々なスタイルが出てきたので、自分に合ったショップの形態を選ぶ必要があります。

 

独自設置かプラットフォームかモール出店か

 

大きくわけてネットショップの出店にはプラットフォーム型(ネットショップの)に属するネットショップ専門のサービスを使って開店する方法、独自にサーバーにショップを構築する方法、モール(Yahoo!ストア、Amazon等)を使って出店する方法が知られます。これらを併用して複数のチャンネルを持つというお店もあります。

ちなみに私たちが提供しているサービスは、独自に制作する方法(wordpressベース)、プラットフォーム(カラーミー)、モール(Yahoo!ストア、Amazon)に対応しています。それぞれのメリット、デメリットがありますが、どの方法が優れていると言い切れるものではなく、出店するお店の事情に応じ、形態に応じ対策をしていけば売り上げは伸びています。形態によって初期投資の違い、手間や必要な準備も変わってくるので最適なものを選ぶようにしたいものです。

 

①独自設置によるECショップ(ネットショップ)開店

 

  • wordpressをベースにしてEC専用プラグイン等を使って制作
  • ECキューブ等の非wordpressタイプのソースを使って制作
  • wordpressもECキューブも使わずゼロから全て開発して制作

 

ゼロから開発したネットショップの場合

 

独自設置でのショップ開発ではこの方法が良く選択されます。この中で最も高度で資金が多く必要なのが全てゼロから開発していくネットショップで、カートや全体の仕様まで開発工程に含まれ、テスト期間も必要となりますので規模イメージで300万円~1000万円以上の予算と多くの人員を必要とする形態です。主に法人格がビジョンの決まっているショップを構築する際に選択されますが、希望に沿ったものが出来上がるメリットがあります。デメリットは汎用部分が無いのでメンテナンスやちょっとした改良についても多くの費用が発生する事が多いです。トラブルが発生した場合でも汎用の情報が無いので独自に修正やトラブルの原因を解消しなくてはならず専門性が高くなります。反面自由度が高く他社との差別化を図れます。管理人室の使い勝手は開発次第です。決済機能なども同時開発となり決済会社との連携部分も同時に設計します。法人の大規模ショップに向いています。

 

ECキューブをベースにしたネットショップの場合

 

ECキューブに限らずネットショップ専用のプログラムを使って開発していく方式はwordpressベース、ゼロ開発ベースのちょうど中間程度の開発費用と工期を要します。平均すると100万円前後から300万円程度で完成する事が多く(WEB制作法人の場合)本格的なネットショップ構築を目的としています。ECキューブは完全にネットショップ専用に考えられたソースなのでショップとしての機能を全て備えているといっても過言ではありません。しかし少し専門的な面からみると構造的に特殊な部分が多いので、例えばコーダーやエンジニアに開発を依頼する時に対応できるクリエイターが多いかというとwordpressに比較すればメジャー度から考えても多くはありません。ただしECキューブは徹底的に改造したり、オリジナル性を重視する事がやりやすいので、ゼロ開発ほど資金的余裕は無いけれどある程度こだわりたい方、資金が数百万円程度は用意できるなら選択肢に入ります。逆に予算を少なくしての運営(テンプレート使用など)もできます。本格的な事もあり管理人室が若干高度になっています。法人の大規模ショップに向いています。

 

wordpressをベースにしたネットショップの場合

 

wordpressベースでショップを構築するタイプはwordpressそのものをエンジニアがショップ専用の機能を追加していくか、テーマを使ったりプラグインをプラスして細かくカスタマイズする方法があります。wordpressは拡張性が高いのでブログやECショップへの拡張がしやすい特徴を持っています。構築の仕方、カスタマイズの仕方は自由です。デザイナー、コーダー、エンジニアによって自在に内容を変えていけるので昨今普及している形態です。

 

②ECプラットフォームを使った形態

カラーミーショップ

ECプラットフォームは無料、有料、無料と有料両方を提供しているものがありますが、ネットショップ専用のサービスを提供する形式です。ネットショップとしての機能を事前に用意しているので、デザインを変更して商品を登録し、代金決済機能を有効にすればそのままネットショップが開店できます。プラットフォームの場合、月額使用料、初期費用が必要になるものが大半です。代金決済に関してはどの形態でも決済代行会社を経由して行うため決済手数料は別途かかります。

ECプラットフォーム各社はそれぞれ特徴を持っており、無料で利用できる代わりに制約があったりデザインの自由度が低いといった面はありますが気軽に誰でも使えるようにしている会社、利用料は一定必要ながらサポートがしっかりしておりカスタマイズも自在にできるものまで幅広く、選択肢は多くあります。例えばGMO社を例にするとメイクショップとカラーミーを比較した場合、メイクショップはカスタマイズ性が優れており細かい改造が出来る反面、初心者向けではない面もあり、カラーミーは一定の制約があるものの管理人室が使いやすく初心者でも使いやすい構造になっています。プラットフォームにも違いがあるので事前に調べておく必要があります。

 

モール出店によるネットショップ開店

Yahoo!ショッピング

他の形態に比べてネットショップとは異なる形態がモールでのショップです。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングで買い物をした事があると思いますが、こうしたお店に自商品を出品して買ってもらう形です。今ではヤフオクやメルカリが馴染みになっているので個人が商品を販売するのも珍しくなくなりましたが、考え方は同じでモールというデパートのような場所に自分のお店を出店するイメージです。

イオンモールなどを連想すると分かりやすいでしょう。イオンモールは入場者数が多いので人の流れは多いものです。その中で商品を販売できるので集客の面では有利です。しかし一概に利益が出ると考えるのはリスクとなります。現在のモールは出店したからといって膨大なアクセスが集中するわけではないので、お奨めに掲載されたり多くの口コミを持つストアが有利になることもあります。同時に広告費を必要とするかもしれません。そのためモール出店は他の形態と並行して行う事も多くなっています。販売チャンネルが少ないより多いほうが有利な事もあります。同時に経費は多くかかるため自ショップの状況を見ながら考えていくのが最適です。モール出店は必要経費の内容を事前に確認しておく必要があります。固定費用、売り上げに応じた手数料、決済に応じた手数料などいずれかの経費はかかります。

 

お奨めのネットショップの展開方法

 

  • ショップの規模を配慮して形態を決めていく
  • 初めて、初心者の場合管理しやすい形態から始める
  • 予算が決まっている場合、予算内で形態を決める

 

ネットショップを展開するときは無理の無いプランを立てる事が成功の鍵になってきます。大規模な本格ショップを考えているなら予算を多く用意してゼロ開発かECキューブ等の独自ソースを使い、予算を少なく小規模ならwordpressベース、とりあえずのお試しや小規模から初めて拡張するならカラーミー、最初から本格的な展開をプラットフォーム展開するならメイクショップという形で用途に応じて考えていくと良いでしょう。

 

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